教育委員会
当院看護部は以下の教育方針を基に、看護師が専門職業人として成長するとともに、看護をやりがいとし、生涯を通して続けられるよう、看護師個々の育成を行っています。委員会では、院内外の研修、新人研修、看護研究などを支援、企画、運営しています。この教育という活動を通して委員自身も自己の学びを深め、仲間や後輩の成長を励みにしながら取り組んでいます。
看護部教育方針
- 看護の専門職として自己研鑽に努め、安全で質の高い看護実践ができる看護師を育成する
- 協調性と柔軟性を持ち、責任ある行動のとれる看護師を育成する
- 患者さんの尊厳を守り、倫理にそった誠実な心と態度を示せる看護師を育成する
記録検討委員会
当院の看護記録は、フォーカスチャーティングを活用しています。看護計画は、患者さん・ご家族とともに取り組む患者参加型看護計画を導入しています。記録は患者さんのものであるという視点を大事にし、看護実践の根拠・証明として、また情報共有の手段として簡潔なわかりやすい記録を目指しています。委員会では、記載ルールや用語の基準作成、記録監査を通してスタッフへの指導を行っています。
退院支援担当者会議
急性期治療を終えた患者さんの「生活の場」につなぐ中核として、各病棟の担当看護師が看護チームのスタッフとともに退院支援を行っています。主治医をはじめ、理学療法士やソーシャルワーカー、そして在宅や地域のスタッフとも連携し、入院時から取り組んでいます。支援においては、患者さん・ご家族のくらしを尊重し、できる限り意向に寄り添った関りを大切にしています。会議では、退院支援の質向上を目指し、手順の見直しや事例検討などを行っています。
認知症・せん妄ケアチーム
ご高齢の方、特に認知機能低下や認知症を持つ方にとって、入院や治療にともなう環境変化は強いストレスとなることがあります。一時的に混乱したり、眠れなくなったりする「せん妄」という状態になることも少なくありません。このような状況を予防・改善したり、認知症の方が安心して療養していただけるよう、個々に応じた適切な関りと環境調整に努めています。基本姿勢として、まず認知症を理解すること、そしてどんな時も「やさしく接する」ことを大事にしています。
医療安全の取り組み
患者さんが安心して医療を受けていただけるよう、院長以下、全職員が医療安全の取り組みを行っています。各委員会と対策チームが連携し、医療安全に関する課題の審議、安全推進のための啓蒙、定期的巡回、研修会の企画、手順・マニュアルの修正を随時行っています。
看護部セーフティ部会
ヒヤリハット・アクシデントレポートの集計・分析・再発防止、業務改善計画の立案・評価など、看護師が安全対策に対する意識を高め、安全な業務遂行ができるよう、各部署で安全活動を行っています。
感染対策委員会
感染対策のための手技や手順の統一、環境整備の徹底を働きかけています。 ICT(感染制御チーム)では、各部署の巡回、サーベランスの実施、感染症発生時の迅速な対応を行い、感染拡大を防いでいます。
褥瘡対策委員会
褥瘡発生時の処置の指導、看護計画立案とケアの確認、体圧分散マットの管理などを行っています。栄養状態・ADLのアセスメントから、栄養士や理学療法士とも連携し、チームでの取り組みを行っています。